クローズアップ Close Up
ミキ情報システム 生産・販売管理パッケージツールをSaaSにて提供
2009年12月に生産、販売管理パッケージツールをSaaS化し「efitA SaaS」を発売した、株式会社ミキ情報システム 取締役 川口昌典様に、商品開発の上での苦労点や今後の販売戦略について伺いました。
Question01:SaaS商品化を計画するにあたり考慮した部分はどのようなことですか?
既存にあったインハウス商品をSaaS化することになりました。インハウス商品と、SaaS化するものを同じメンテナンスで運用できるように、別々の担当をつけることなく、なるべく手間がかからないようになることを考慮して、一元管理できるようなつくりを目指しました。また、生産管理の中にはいろいろな機能がありますが、全てをSaaS化すると共に、ニーズが多くありそうな機能を切り出し個別に利用できるようにしました。
Question02:企画立案~開発、販売(運用)各フェーズにどのような課題に直面しましたか?
提供サービスの価格設定に非常に苦労しました。インハウスとは違い、利用型で保守費用も含み月額で価格設定をしなくてはいけないということで、限界利益の設定が悩ましかったです。また利用サービス規約についても今までと違う部分が多くどのような契約内容にしていくのかという試行錯誤がありました。その部分に関しては日本ユニシスさんからさまざまなアドバイスと支援をいただき大変助かりました。今後サービス展開をしていく中でまだまだ改善をする部分が多くあると思います。
Question03:商品企画~開発までどれくらいの期間がかかりましたか?
構想としては1年くらい前にありましたが、パッケージからの個別機能の切り出しに約2ヶ月、動作テストに約3ヶ月の時間を費やしました。その他Webページの準備やリーフレットの用意など実装部分にかかった期間は約6ヶ月くらいでした。
Question04:商品特徴をお教えください
今年20周年を向かえる弊社ですが、生産・販売管理システムを長年構築してきました。工場現場で、生産管理と原価管理の業務を経験したエンジニアが商品を開発しているので、現場に喜ばれる機能や運用になっていることが一番の特徴だと思います。また導入後のフォローを手厚くしていますので、100%の稼動を目指して日々お客様の対応をすることを心がけています。
Question05:従来のビジネスと異なる販売方法を考えていますか?
今までは営業メインの販売方法でしたが、SaaS化した商品についてはWebからトライアル申し込みをしていただき気軽に利用していただきながら、もっと詳しい機能説明や要望がある場合には営業が伺って説明したり要望にこたえるような対応をしていくことを考えています。SaaS商品がドアノック商品になり、営業としてみればアプローチしやすい環境になると思います。
Question06:今後のSaaS商品計画などございましたら差し支えない範囲でお教えください
新規でプロジェクト管理系の商品を開発中です。コスト計算ができる機能をメインとした、コスト削減などに貢献できる商品を春くらいには発売できる予定です。



編集後記 -Editor's note-
システム開発をメインとした企業様にとって、認知度や申し込み数を上げるための手法としてWeb広告などを活用したプロモーションを展開することは大変な労力であり、その部分はビジネスパークで集客などを高める役割を担っていくことが必要とされていると実感しました。





